前編からの続き。
そして、女川を回りました。
震災時の時間に止まったままの小学校の時計の針。
特に印象に残るのは、岡さんが住む仮設住宅に特別にみさせていただいたこと。
小さなキッチンとバスルームがついた、間取りは2部屋の仮設住宅。
子どもを持った岡さんの家族5人では充分とはいえない
住居での暮らしの苦しさを岡さんは話しました。
このような現状を、日本の少しでも多くの人に知ってほしいと訴えています。
その後、女川原子力発電所のPRセンターにも、足を運びました。
最後に本学の客員教授でもある坂茂さん設計による、仮設住宅に向かいました。
元は球場だった土地を使い、建てられた仮設住宅には多くの地元の人が住んでいます。
そして現在進行中なのは、坂さんを主導に7年後の完成を目標とした、「女川町プロムナード構想設計」。
街全体が安全で豊かな暮らしを目指しています。
仮設住宅と隣接してある、集会所や広場では
定期的にイベントやワークショップが行われていました。
きりこプロジェクトによるたくさんの住民の物語が詰まった、大きな「切り絵」が、まちにはたくさんあります。
上半期のARTZONEでの第二回目の公開勉強会(ブログ記事)にも来て下さった
宿泊先のコクボ荘を後に、時間の許す限り、南三陸を回りました。
3日間通して、それぞれに異なる地域を垣間みました。
これまで情報の多くはテレビやネットのニュースだった、
自分たちにとって、貴重な機会になりました。
感じたのは、枠としての「被災地」に限らない、
訪れた土地自体から元気をもらい、笑いに溢れた濃密な時間でした。
今も課題にむけて活動を続ける人、住民の人たちから
そして元々にある豊かな自然や食事に多く驚き、感動しました。
ブログ記事内でとりあげたことや、私たちが現場でみてきいたことは、
震災にまつわる、ほんの一部ほどなのだと思います。
「被災地」や「震災」というキーワードを抜きに
東北に足を運び、ブログ内でも紹介したような美味しい食を味わい、
街のさまざまな姿をみることが、地域経済の活性と復興へも繋がります。
迷っている人や少し躊躇している人に、行ってみることを勧めたいと思いました。
今後にもはじまる公開勉強会にも、ぜひご参加ください。
震災時の時間に止まったままの小学校の時計の針。
小さなキッチンとバスルームがついた、間取りは2部屋の仮設住宅。
子どもを持った岡さんの家族5人では充分とはいえない
住居での暮らしの苦しさを岡さんは話しました。
このような現状を、日本の少しでも多くの人に知ってほしいと訴えています。
その後、女川原子力発電所のPRセンターにも、足を運びました。
お昼に「おちゃっこクラブ」に戻り、昼食。
昼食のあとに食べた、ほやの塩をのせたソフトクリームは格別でした!
最後に本学の客員教授でもある坂茂さん設計による、仮設住宅に向かいました。
元は球場だった土地を使い、建てられた仮設住宅には多くの地元の人が住んでいます。
そして現在進行中なのは、坂さんを主導に7年後の完成を目標とした、「女川町プロムナード構想設計」。
街全体が安全で豊かな暮らしを目指しています。
仮設住宅と隣接してある、集会所や広場では
定期的にイベントやワークショップが行われていました。
最後まで住民の方々に大変お世話になった、女川の滞在。
7年後のプロムナード構想設計が完成する頃には、全く違った街の姿をみることになるのかもしれません。
私たちが女川でみたものは、以後の刻々と変わっていく女川の町の
はじめの記憶となり、また時間を経ても出会った繋がりを大切にしたいと思っています。
そうして女川から、南三陸までの海沿いの国道一本道398号線を進み....
夕暮れに、南三陸に着きました!
日本に2体しかないという、謎のモアイ像がお迎え...!
きりこプロジェクトによるたくさんの住民の物語が詰まった、大きな「切り絵」が、まちにはたくさんあります。
アートプロデューサーできりこプロジェクト等、南三陸での地域活動を続ける、吉川由美さんに再会しました。
大変お忙しい中、南三陸の現状や地域の復興PR動画を
特別にみせてもらうなど、たくさん話をしていただきました。
南三陸での、さまざまな難題に取り組む吉川さん。
そんな中でも笑顔を絶やさず明るく、「笑いが源」と語ります。
9/7(最終日)
南三陸の朝、地元の食材を使った美味しい朝食で腹ごしらえをし...
ここは南三陸の沿岸にあるカフェ「かなっぺ」。
カフェ「かなっぺ」は、ご主人で地元住民のかおるさんが、
震災後にボランティアとして南三陸に訪れたかなえさんと
その復興活動を通して出会い、結婚したご夫婦が営むカフェです。
震災後から今まで、毎日更新を続けているブログ(http://www.chibakaoru.jp/)があります。
9月7日当日には、私たちのことも載せていただいていました。
カフェの前には、どこまでも続く太平洋が広がります。
どこまでも続く海、震災の時には25mという想像することのできない
大きな津波がこの広大な海から押し寄せたといいます。
今は、「南三陸さんさん商店街」などができ、
たくさんの観光客の姿が街の中で見えました。
3日間通して、それぞれに異なる地域を垣間みました。
これまで情報の多くはテレビやネットのニュースだった、
自分たちにとって、貴重な機会になりました。
感じたのは、枠としての「被災地」に限らない、
訪れた土地自体から元気をもらい、笑いに溢れた濃密な時間でした。
今も課題にむけて活動を続ける人、住民の人たちから
そして元々にある豊かな自然や食事に多く驚き、感動しました。
しかしもちろん、現場では今も被災地で抱える課題の厳しさ、背負う住民の人たちの生活の辛さを強く感じました。
ブログ記事内でとりあげたことや、私たちが現場でみてきいたことは、
震災にまつわる、ほんの一部ほどなのだと思います。
「被災地」や「震災」というキーワードを抜きに
東北に足を運び、ブログ内でも紹介したような美味しい食を味わい、
街のさまざまな姿をみることが、地域経済の活性と復興へも繋がります。
迷っている人や少し躊躇している人に、行ってみることを勧めたいと思いました。
今後にもはじまる公開勉強会にも、ぜひご参加ください。
(写真/研修参加学生及び教員、文/ASP学科二回・松尾若葉)
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